製造現場の方々に触れていて、琴線に触れる瞬間が多くある。
これは、昔の祖父とその仲間が工場で働いていたのを見ていた時の記憶がどこかにあるからだろうか。
今お世話になっている専属の工場さんたちは、色々な業態があるのだが、その一部は本当に小さな工場です。
コントロールできないエラーや、心ないクレームで廃業に追い込まれる可能性のある、寸前のところで頑張っていらっしゃる。
値段を抑えることで弊社が案件を取りやすいようにし、リピートを一緒に取りに行こういうスタンスで関わっていただく。
彼らが危ない橋を渡らないように、過度な負担にならないように弊社は調整をし、それでも時には挑戦しながら、お客様のことも考え、良い商品まで作り上げる。
工場との関係には信頼と相互理解が不可欠だ。
工場に限らず原料のサプライヤーも、自ら手を動かしているところには私も足を運ぶようにしている。
今このブログを書いている瞬間もスイスにおり、農場を自ら訪ねているのだが、
私は現地の法令や免許などの仕組みを自ら学ぶことに重点を置いている。
農場の人たちも文字通り「一所懸命」だ。
スイスで300年続く9代目と仕事ができることも誇りに思う。
ただ、2週間の滞在期間、時差ボケやこちらでのアポイントメントもあり、なかなか日本での仕事の案件をこなすことができない。
さらには2週間の自主隔離もあるので計4週間のオフィス不在となる。
実はこの期間中にバックオフィスで働いていただく方を新たに雇うこととなり、日本スタッフは、研修プログラムやスケジュール組みなどのイレギュラー対応もしっかりとこなしてくれている。
また、10月6-7-8日には食品開発展の予定があり、
かつ、兼ねてから強調していた水溶性パウダー(特許出願中)を掲げ、ドリンク業界に進出する予定であり、
10月13-14-15日にはドリンクジャパンという展示会に出展する予定である。
粉末原料の販売のみならず、ドリンクジャパンに合わせて自社でもドリンク自体も開発しており、
日本スタッフは通常の多忙な業務に加えてこちらの準備もかなり大変なはずだ。
しかし彼女ら彼らはやってくれている。
私の国内の仕事は彼らになまじ無理矢理任せ、9月6日に日本を立ったわけだが、わからないことがありながらも、日本国内のことは任せて社長は社長の仕事をしてきてくれと快く送り出してくれたチームのことを喜ばしく、かつ誇りに思う。
こんな忙しい時期にスイスに来たからには、圧倒的に強みを掲げて帰国する予定だ。
今後の日本におけるCBD市場は様々な変化を経験するだろう。
どんな黒船や規制がきても責任を持って対応できるよう、ありとあらゆる可能性を想定していかなければならない。
話は少しずれるが、
世界のカナビス産業市場規模は2026年までに970億ドルを超えると言われており、日本においても健康と美容に関連するカナビス製品市場は爆発的な成長が見られるなか、消費者は市場で入手可能なカナビス製品の選択をする際に品質と安全性について、より正確な情報を必要としている。
また、日本政府等との連携だけでなく、業界の自主規制を強化する必要もあると考えており、業界の方向性や規制、情報共有に関しては業界が一団となるため、この度、『一般社団法人日本カナビス産業協会(MAJIC)』という非営利の業界団体を立ち上げるに至ったのでここに紹介する。
ホームページ https://majic.jp
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